日本からドバイへの送金方法|手数料・両替のコツ

「日本からドバイへの送金、手数料でいくら損しているのか分からない」——そんな不安を持つ方は少なくありません。海外送金は、銀行・オンライン送金・送金アプリで手数料も実際に届く金額も大きく変わり、選び方ひとつで数千円〜数万円の差が出ることもあります。この記事では、日本からドバイへの送金方法を3つに整理し、手数料の内訳、AED(ディルハム)両替で損しないコツ、IBANや送金目的コードといった実務、そして日本側で確認すべき点まで、ドバイ現地でサポートしてきた視点でわかりやすく解説します。

日本からドバイへ送金する3つの方法【比較表】

日本からドバイ(UAE)への送金手段は、大きく次の3つに分けられます。それぞれ得意な場面が異なります。

  • 銀行の海外送金(三井住友・三菱UFJ・みずほ・ゆうちょ・楽天銀行など)
  • オンライン送金サービス(Wiseなど)
  • 送金アプリ・専門サービス(Remitlyなど)
送金方法 向いている人 主な受取方法 特徴・注意点
銀行の海外送金 大口・法人取引、窓口で相談したい人 UAEの銀行口座(T/T送金) 信頼性は高い一方、中継銀行・受取銀行の手数料が読みにくい。着金は3〜5営業日〜1週間が目安
オンライン送金(Wise等) 個人送金で手数料と受取額を事前に把握したい人 UAEの銀行口座(IBAN指定) 為替への上乗せが少ないレートで、送金前に受取額まで確認しやすい
送金アプリ(Remitly等) スマホで完結、スピード重視の人 銀行口座・現金受取など 受取上限や対応可否はサービスにより異なるため公式で要確認

いずれの方法でも、ドバイ側で受け取るための銀行口座が必要です。非居住者でも口座開設は可能で、審査のポイントや手続きの流れは「ドバイの銀行口座はどう開く?手続きの流れと審査のポイント」で詳しく解説しています。

▶ ここがポイント「どれが一番安いか」は送金額・通貨・タイミングで変わります。1つのサービスに決め打ちせず、送金額を入れて「受取人に届く金額(総コスト)」で必ず比較しましょう。

ドバイ送金でかかる「手数料」の正体

海外送金の手数料は1種類ではありません。表面の「送金手数料」だけを見ていると、実際の負担を読み違えます。主な手数料を整理しました。

手数料の種類 内容 目安(2026年時点)
送金手数料 送金する銀行・サービスに払う基本手数料 数百円〜数千円
為替手数料(上乗せレート) 円→AEDへの両替時にレートへ上乗せされる、最も見えにくいコスト サービスにより差が大きい
中継銀行手数料
(コルレス手数料)
銀行送金で経由する中継銀行が差し引く手数料 1,000円〜(後から追加請求の場合も)
受取銀行手数料 受取側の銀行が差し引く手数料 0〜3,000円程度
リフティングチャージ 同一通貨で送る場合などにかかる為替取扱手数料 例:三井住友銀行は送金額の1/20%・最低2,500円
! 見落としやすい点銀行送金では、中継銀行手数料や受取銀行手数料が着金するまで確定しないことが多く、受取人に届く金額が想定より目減りする場合があります。総額を事前に把握したいなら、受取額まで表示されるサービスが有利です。

AED(ディルハム)両替で損しないコツ

ドバイの通貨はUAEディルハム(AED)です。両替で損をしないための考え方を押さえておきましょう。

  • AEDは米ドルに固定(ペッグ)されている:AEDは長年、米ドルに固定されており、1米ドル=約3.67AED(2026年時点)です。そのため対円レートは主にドル円相場に連動して動きます。
  • ミッドマーケットレート基準のサービスを選ぶ:市場の中値(ミッドマーケットレート)への上乗せが少ないサービスほど、両替で目減りしにくくなります。
  • 「手数料+為替+中継」の総コストで比較する:送金手数料が無料でも、レートに大きく上乗せされていれば割高です。必ず“受取額”で比べましょう。
  • 少額・定期送金ほど差が積み上がる:家賃や生活費を毎月送るなら、1回あたりの差が年間では大きな差になります。
▶ 現地サポートの実感現地で現金を両替するより、銀行口座宛てにAEDで着金させたほうがレートが有利なケースが多くあります。まとまった資金ほど、送金ルートの比較が効いてきます。

ドバイ送金の実務で必要なもの・注意点

UAE宛ての送金には、日本国内の送金とは違う項目があります。入力ミスは、着金の遅れや組み戻し(返送)の原因になります。

受取人情報とIBAN

受取人名(英字)、受取銀行名、SWIFT/BICコード、IBANが必要です。UAEのIBANは通常「AE」で始まる23桁の英数字で、名義は現地口座の登録内容と一致させます。

送金目的コード(Purpose Code)

UAE中央銀行が定める、送金の用途を表すアルファベット3文字のコードです。代表例は次のとおりです。

コード例 主な用途
FAM 家族の生活費・扶養
SAL 給与
商品代金(GDE / GDS など) 輸出入の商品代金
不動産関連(PPA / REE など) 不動産の取得・清算など

コードや入力欄の名称はサービス・銀行によって異なり、更新される場合もあります。最新はWise公式・受取銀行・UAE中央銀行の情報で確認してください。

本人確認・証憑(しょうひょう)

AML(マネーロンダリング対策)確認のため、高額・不動産・法人取引では、請求書や契約書などの提出を求められることがあります。事前に用意しておくと手続きがスムーズです。

個人名義で事業代金を送らない

用途と名義が食い違うと、確認や差戻しの原因になります。法人取引は、法人口座や法人向けサービスを使いましょう。

▶ その前に…口座はお持ちですか?「そもそもドバイの口座がまだない」という方も多くいます。当社では日本語でエミレーツNBD銀行の口座開設をサポートしています。口座開設について相談する

【日本側で確認すべきこと】税務と100万円超の送金

「ドバイは非課税だから」と日本側を見落とすのは危険です。送金の前に、日本側のルールも確認しておきましょう。

  • 100万円超は「国外送金等調書」の対象:1回100万円を超える国外送金・受領は、金融機関が税務署へ調書を提出する制度があります。これは金融機関側の手続きで、送金者本人が提出するものではありません。
  • 居住者・非居住者の判定で課税が変わる:日本の税務上「居住者」か「非居住者」かで、送金や所得の扱いが変わります。判定は日数だけで決まらず、生活の実態で総合的に判断されます。
  • 移住前は出国税にも注意:一定の資産をお持ちの方が海外へ移住する際は、出国税(国外転出時課税)の対象になる場合があります。移住前に必ず確認しておきたいポイントです。
! 個別判断は専門家へ送金額や目的によって、贈与税・所得税などの扱いは個別事情で変わります。判断に迷う場合は、自己判断せず税理士など専門家にご相談ください。

まとめ

日本からドバイへの送金方法のポイントをおさらいします。

  • 送金方法は「銀行/オンライン送金/送金アプリ」の3つ。受取額(総コスト)で比較する。
  • 手数料は送金手数料だけでなく、為替の上乗せ・中継銀行・受取銀行手数料まで含めて考える。
  • AEDは米ドルにペッグ。ミッドマーケット基準のサービスと総コスト比較が損を防ぐ。
  • IBAN(AE+23桁)と送金目的コードは正確に。いずれも最新情報を確認する。
  • 100万円超は金融機関が調書を提出。居住者判定・出国税など日本側の確認も忘れない。

よくある質問

日本からドバイへの一番安い送金方法は?

送金額・通貨・タイミングで変わるため一概には言えませんが、為替への上乗せが少ないミッドマーケットレート基準のサービスは、総コストを抑えやすい傾向があります。必ず“受取額”で複数を比較しましょう。

銀行の海外送金は何日くらいで届きますか?

SWIFTネットワークを経由するため、3〜5営業日〜1週間程度が目安です。中継銀行や本人確認の状況によって前後します。

IBANは必ず必要ですか?

UAEの銀行口座宛ての送金では重要です。誤入力すると着金の遅れや組み戻し、追加手数料の原因になるため、受取銀行の公式案内で正確に確認してください。

送金先のドバイの口座をまだ持っていません。どうすればよいですか?

まずは現地の銀行口座開設が必要です。非居住者でも開設は可能です。当社では日本語でエミレーツNBD銀行の口座開設をサポートしていますので、お気軽にご相談ください。

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ドバイへの送金・口座開設で「自分の場合はどの方法がベストか」を、必要書類や費用感まで含めて日本語で個別にお答えします。RERA登録の不動産ブローカー(License No. 1552044)として、現地での実サポート実績をもとにご案内します。

※本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、税務・法務・投資に関する助言ではありません。税制や各種制度は変更される場合があります。個別のご判断にあたっては、税理士等の専門家にご確認ください。当社はドバイでの銀行口座開設・ビザ・法人設立・不動産購入などの手続きサポートを提供しています。

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