最近のドバイ不動産市場では、完成前のオフプラン物件を所有する人の多くが、思ったように売却を進めずに手元に残しているという動きが目立っています。こうした動きは市場がややソフトになっている中でも不動産価格や投資戦略への信頼感が高いことを示していると受け止められています。
オフプラン物件とは、まだ完成していない段階で購入契約が行われる不動産で、ドバイの住宅市場では依然として大きな割合を占めています。
なぜ多くのオフプラン所有者が「売らない」選択をするのか
市場関係者の話では、オフプラン物件をすぐに売却するケースはごく一部に留まっており、全体のオーナーのうち10〜20%程度にとどまっています。それ以外の大多数は手元に保持しているという観察が報告されています。
保持が選ばれる背景にはいくつかの理由があります。
- 期待するリターンが他の市場よりも高いという見込みがある
- 将来の価格上昇や資本増価を狙った長期戦略
- 購入時の支払いスケジュールや支援プランが柔軟なため手放しにくい
ドバイの不動産では、完成後に価格が上昇するケースが過去にもみられるため、**長期保有を前提に投資している所有者が多い**と考えられています。
オフプラン市場の位置付けと成長状況
オフプラン物件はドバイの不動産市場において依然として中心的な存在です。2025年には**全住宅取引の大部分がオフプラン物件で占められた**という報告もあります。
多数の新規プロジェクトが立ち上がっていることから、オフプラン物件の存在感は2026年も強まりそうです。開発者が新たな住宅やコミュニティをリリースすることで、オフプランのシェア自体が拡大すると予想されています。
こうした状況は、住宅価格の上昇期待や入居需要の強さといったファンダメンタルズの改善にも裏付けられています。
保持戦略にはリスクもある
ただし、物件を保持することには当然リスクもあります。完成までの時間が予想より長引いたり、金融環境や金利の変化で資金繰りが厳しくなる可能性はゼロではありません。
また、完成後にすぐ転売するよりも長期保有による賃料収入を狙う投資家も多く、短期的な利益追求ではなく**安定的な収益や資本形成を目指す戦略**が中心になっています。
今後の展望と注意点
オフプラン市場が中心であり続ける一方、購入者や投資家にとっては次の点を注意しておく必要があります:
- 完成予定時期の確認と遅延リスクへの備え
- 支払いスケジュールとキャッシュフロー管理
- 賃貸需要とエリアの将来性の見極め
オフプラン物件は支払いが分割可能な場合が多く、個人や中所得層の購入を後押しする要素になっていますが、その分完了までの時間は長期化する傾向にあります。
また、ドバイでは政府が設けるエスクロー規制により購入者保護の仕組みも整っていますが、個々の案件ごとに契約条件が異なるため、契約内容の精査が不可欠です。
まとめ:保持するオーナーの心理と市場力学
ドバイのオフプラン物件所有者が売却ではなく保持を選ぶ背景には、将来的な価格上昇の期待、柔軟な支払い条件、安定的な賃貸収入への期待があると考えられます。
オフプラン物件はドバイ不動産市場の中心であり、購入者や投資家にとって大きな魅力がありますが、その戦略は短期的なリターン追求ではなく、中長期的な視点での投資となる傾向が強くなっています。
購入を検討する場合でも、「保持戦略」と「売却戦略」の両面を比較した上で、自身の資金計画やライフプランに合った選択をすることが重要です。
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