ドバイで不動産を所有したあと、多くのオーナーが直面するのが「賃貸に出すとき、エージェントは必ず使うべきなのか?」という疑問です。日本では仲介会社を通すのが一般的ですが、ドバイではオーナー自身が直接貸し出すことも制度上は可能で、この点が初めての方を混乱させがちです。
結論から言うと、ドバイではエージェントは必須ではありません。ただし、「使わなくていい=使わない方が得」とは限らず、物件の種類・オーナーの居住地・投資目的によって最適解は大きく変わります。
この記事では、ドバイ不動産を賃貸に出す際に、
- エージェントは本当に必要なのか
- 自主管理と仲介利用の具体的な違い
- 費用構造・リスク・手間の差
- 日本人オーナーが失敗しやすいポイント
を保存版レベルの密度で整理します。これから貸し出しを考えている方はもちろん、すでに貸している方にも役立つ内容です。
目次
ドバイで物件を貸す際の基本ルール
エージェント利用は「任意」
ドバイでは、法律上、賃貸に出す際に不動産エージェントを使う義務はありません。オーナーが直接テナントを見つけ、契約を結び、EJARI登録(賃貸契約の政府登録)を行うことも可能です。
この柔軟さはドバイ市場の特徴であり、自己管理ができるオーナーにとってはコストを抑えられるというメリットがあります。
ただし「自己責任」の範囲が広い
一方で、エージェントを使わない場合、以下の業務はすべてオーナー自身の責任になります。
- テナント募集・広告掲載
- 内見対応
- 賃料交渉
- 契約書作成
- EJARI登録
- 更新・退去時対応
現地在住で英語に不自由がなく、市場感覚もある場合は問題ありませんが、海外在住オーナーにとってはハードルが高いのが実情です。
エージェントを使う場合の役割とメリット
エージェントが担う主な業務
ドバイの不動産エージェントは、日本の仲介会社よりも「実務代行色」が強いのが特徴です。
| 業務内容 | 具体的な対応 |
|---|---|
| 募集・広告 | 主要ポータルサイトへの掲載、写真撮影 |
| 内見対応 | 現地での案内・質疑応答 |
| 条件交渉 | 賃料・支払回数・契約条件調整 |
| 契約書作成 | RERA準拠の賃貸契約 |
| EJARI登録 | 政府システムへの登録代行 |
| 更新・退去 | 通知管理・条件再交渉 |
特にEJARI登録は賃貸の合法性を担保する必須手続きで、ここを正しく行わないと後々トラブルになります。
海外オーナーにとっての最大の利点
日本在住のオーナーにとって最大のメリットは、現地対応をほぼ丸投げできる点です。
- 時差を気にせず募集できる
- 英語での交渉を任せられる
- 現地法規制のアップデートを把握している
特に初めてドバイで賃貸運用する場合、エージェントを使うことで「致命的なミス」を避けられる確率が大きく上がります。
エージェント利用時の費用感
一般的な手数料相場
ドバイでは、賃貸仲介手数料は年間賃料の5%前後が一般的です。多くの場合、この費用はテナントが支払いますが、条件によってはオーナー負担になることもあります。
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| 仲介手数料 | 年間賃料の5% |
| EJARI登録費 | 約220〜250AED |
| 物件管理費(任意) | 年間賃料の5〜10% |
短期的に見るとコストですが、空室期間の短縮・トラブル回避まで含めると、実質的にプラスになるケースも多いです。
自主管理を選ぶ場合の現実
自主管理が向いているケース
以下に当てはまる場合は、自主管理も現実的です。
- ドバイ在住、または頻繁に渡航できる
- 英語での契約・交渉に慣れている
- 市場相場を理解している
- 1〜2戸のみの小規模運用
日本人オーナーが陥りやすい落とし穴
一方で、よくある失敗例もあります。
- 相場より安く貸してしまう
- 契約書の条項が不利
- 更新通知期限を逃す
- 退去時の修繕トラブル
特にドバイでは、契約内容がすべてという文化が強く、口約束はほぼ通用しません。
エージェント利用 vs 自主管理|どちらを選ぶべきか
| 比較項目 | エージェント利用 | 自主管理 |
|---|---|---|
| 手間 | 少ない | 非常に多い |
| コスト | 発生する | 抑えられる |
| リスク管理 | 比較的安心 | 自己責任 |
| 海外オーナー適性 | 高い | 低い |
| 初心者向き | ◎ | △ |
結論として、日本在住・初回運用・家族移住前提の場合は、エージェント利用が圧倒的に現実的です。
まとめ|「使うかどうか」ではなく「どう使うか」
ドバイで物件を貸す際、エージェントは法律上必須ではありません。しかし、制度・文化・距離を考えると、特に海外オーナーにとっては重要なパートナーになります。
重要なのは、
- コストだけで判断しない
- 自分の関与レベルを把握する
- 信頼できるエージェントを選ぶ
という視点です。適切に使えば、エージェントは「コスト」ではなくリスク管理の投資になります。
ドバイ不動産の賃貸運用・管理・エージェント選びまで一括で相談可能です。
状況に応じて、自主管理と委託の最適なバランスを整理します。
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