中東屈指の経済ハブとして急成長を続けるドバイでは、外国人でも不動産が買える制度が整っていて、世界中の投資家が注目しています。ただ、初めて購入を検討する人にとっては、日本と違う法制度や手続き、必要な費用がわからず戸惑うことも多いでしょう。
この記事では、ドバイで物件を買う際に押さえておきたい基本知識から、具体的な購入ステップ、エリア選びや必要な費用まで、初心者向けにわかりやすくまとめました。これを読んでおけば、実際の購入イメージがつかめるはずですよ。
目次
初心者がドバイ物件購入で知るべき法制度と費用

ドバイでリスクなく物件を買うには、現地の法制度や各種費用をきちんと理解するのが先決です。日本と違うポイントがいくつかあるので、しっかり把握しておくと安心ですよ。
外国人が購入できるエリアには制限がある
ドバイでは外国人も不動産を所有できますが、その対象地域は「フリーホールドゾーン」と呼ばれる指定エリアだけ。現地政府が外国人所有を許可した地域であれば、居住用でも投資用でも完全な所有権の取得が可能なんです。
代表的なフリーホールドエリアには、ダウンタウン・ドバイ、ドバイ・マリーナ、ジュメイラ・ビーチ・レジデンス(JBR)、パーム・ジュメイラなどが挙げられます。現地でも「賃貸需要が安定してる」と評判の人気エリアなので、投資先としてもおすすめです。
物件探しの際は、必ずフリーホールドゾーン内かどうかを確認しましょう。それ以外の地域は最長99年のリースホールド(借地権)しか認められず、永久所有権は取得できません。
| 所有形態 | 権利内容 | 外国人の取得可否 |
|---|---|---|
| フリーホールド | 完全所有権、永久保有が可能 | 可能(指定エリアのみ) |
| リースホールド | 最長99年の借地権 | 可能 |
| その他エリア | UAE国民のみ所有可能 | 不可 |
不動産取引の法的手続きと登記の流れ
ドバイの不動産取引は、ドバイ土地局(Dubai Land Department、略称DLD)が一元管理しています。すべての所有権移転はこの機関を通じて正式に記録されるんです。
基本的な流れはこんな感じです。まず売主と買主で売買契約書(MOU)を交わして、手付金を支払います。その後、残代金を支払ってからDLDで登記申請。登記手数料は物件価格の4%。手続きが完了すると「Title Deed」が発行され、正式な所有者として登録されます。
- 売買契約書(MOU)の締結
- 代金の支払い完了
- ドバイ土地局(DLD)での登記申請
- 登記手数料の支払い(物件価格の4%)
- 所有権移転証書(Title Deed)の取得
税金など諸費用の負担の目安
ドバイ不動産の魅力は税制の優遇が大きいこと。取得税や固定資産税、キャピタルゲイン税、所得税などは一切かかりません。これは日本人投資家にとってかなりポイント高いですよね。
ただし、購入時には下記の費用が発生します。登記手数料は物件価格の4%、仲介手数料は物件価格の約2%が相場です。加えて鑑定費用、弁護士費用、ローン利用時の手続き費用も必要になるので、事前に予算に組み込んでおきましょう。
| 費用項目 | 金額の目安 | 支払先 |
|---|---|---|
| 登記手数料 | 物件価格の4% | ドバイ土地局(DLD) |
| 仲介手数料 | 物件価格の2%程度 | 不動産エージェント |
| 鑑定費用 | 2,000〜5,000ディルハム | 鑑定会社 |
| 弁護士費用 | 5,000〜15,000ディルハム | 法律事務所 |
| ローン手続き費用 | 融資額の1〜2% | 金融機関 |
ビザと物件を保有することで得られるメリット
実は、一定金額以上の不動産を買うと、投資家ビザ(レジデンスビザ)が取れるんです。75万AED(約3,000万円)以上なら2年ビザ、200万AED(約8,000万円)以上なら5年有効のゴールデンビザも申請可能になります。
ビザを持つと長期滞在ができるだけでなく、家族も一緒にビザが取れたり、現地口座の開設がスムーズになったり、自動車購入・運転もラクになります。現地での生活やビジネスの幅が広がるのは大きなメリットですよね。
- 長期滞在が可能になる
- 家族のレジデンスビザ取得もOK
- 銀行口座開設がスムーズ
- ビジネス活動や起業のチャンスが増える
- 教育・医療サービスへのアクセスが向上
【目的別】ドバイで購入すべき物件とは?
物件選びは、投資目的か居住目的かでまったく変わります。ここからは、目的に合わせた選び方と重視ポイントを解説します。
投資目的で選ぶべき物件
投資用物件では賃貸需要が第一。ドバイの賃貸利回りは5〜8%と高く、世界的にも魅力的です。特にメトロ駅近くやビジネス街、ショッピングモールに近いエリアは需要が安定しています。
たとえばダウンタウン・ドバイ、ビジネスベイ、ドバイ・マリーナあたりは、駐在員や若手プロが集まる人気エリアですよ。
賃貸利回りだけでなく、将来的な資産価値の上昇も視野に入れるといいでしょう。新興開発が進む地区やインフラ投資が活発な場所は、中長期での値上がりが期待できます。
物件タイプは、1〜2ベッドのアパートが流動性高め。スタジオも単身者向けに人気ですが、ファミリー層を狙うなら2〜3ベッドが狙い目です。
| 投資戦略 | 向いている物件タイプ | 期待できるリターン |
|---|---|---|
| 長期賃貸運用 | 完成済みアパートメント(1〜2BR) | 年間利回り5〜8% |
| 短期賃貸運用 | 観光エリアの家具付き物件 | 年間利回り8〜12% |
| キャピタルゲイン狙い | オフプラン物件 | 完成時に10〜30%の値上がり期待 |
居住目的で選ぶべき物件
居住用なら生活の質重視です。通勤・通学時間、家族構成、近隣施設の充実度がポイントになります。
ファミリー向けなら、日本人コミュニティがあるアラビアン・ランチやジュメイラ・ビーチ・レジデンスがおすすめ。日本人学校へのアクセスも良く、安心して生活できますよ。
設備面では、プールやジム、子どもの遊び場、24時間セキュリティなど共用施設が整っている物件が便利です。
将来売却しやすいかどうかも意識すると、ライフステージが変わったときにも安心です。
- 家族構成に合った間取り・広さを選ぶ
- 通勤・通学の利便性を優先する
- スーパーや医療機関の近さをチェック
- 共用施設の充実度を確認する
- コミュニティの雰囲気や治安を下見
- 駐車場の有無と台数を確認
ドバイ物件購入の手続きと支払いの流れ
完成物件とオフプラン物件では、手続きも支払いスケジュールも変わります。それぞれの流れを押さえておきましょう。
完成物件の購入ステップ
完成済み物件は実物を見て買えるので、リスクが低めです。流れは以下のとおり。
- RERA登録のエージェントを選定
- 条件に合う物件をリストアップ
- 内覧で現地確認
- 価格交渉後、売買契約書(MOU)締結・デポジット(10%程度)支払い
- 銀行融資を利用する場合は申請(頭金20%以上)
- 残金支払い(通常30日以内)
- DLDで所有権移転登記(手数料4%)
- Title Deed(所有権証書)取得
オフプラン物件の購入ステップ
建設中のオフプラン物件は割安ですが、完成リスクがあります。典型的な支払いプランはこんな感じです。
| 支払い段階 | 支払い割合の例 | タイミング |
|---|---|---|
| 予約金 | 10% | 契約時 |
| 第1回支払い | 20% | 基礎工事完了時 |
| 第2回支払い | 20% | 躯体工事完了時 |
| 第3回支払い | 20% | 内装工事完了時 |
| 最終支払い | 30% | 引き渡し時 |
必要書類と契約で必ず確認する点
ドバイの不動産購入では、事前に必要書類を揃えておくと取引がスムーズです。融資利用時は追加で収入証明なども必要になります。
売買契約書には物件詳細、価格、支払い条件、引き渡し日、違約条項などが盛り込まれます。英語またはアラビア語で作成されるので、専門家にレビューを依頼するのがおすすめです。
- パスポートコピー(全ページ)
- 住所証明書(公共料金請求書など)
- 銀行の残高証明書
- 収入証明書(融資利用時)
- 在職証明書(融資利用時)
- UAE在住者はエミレーツIDコピー
- 共同購入時は結婚証明書
まとめ
ドバイ不動産は外国人にも門戸が開かれた魅力的な投資先です。フリーホールドゾーンでの購入、RERA登録エージェント選び、目的に合った物件選定と資金計画が成功のポイントです。初心者でも正しい手順を踏めば安心して購入できます。
- 外国人が買えるのはフリーホールドゾーンのみ。事前確認必須
- 登記手数料4%、頭金20%以上の資金を用意
- RERA登録エージェントに依頼すると安心
- 完成物件は低リスク、オフプランは高リターンだが慎重に
- 投資用は賃貸需要、居住用は生活環境を重視
- 契約書を専門家にチェックしてトラブル回避
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