ドバイで生活する外国人にとって、医療費の高さは正直予想以上の負担になります。公的医療制度がないドバイでは、ちょっとした風邪の診察でも1万円以上かかりますし、入院となれば数十万円から数百万円という費用が発生することも珍しくないんです。本記事では、ドバイの医療費の実態から保険の選び方、出産費用や支払い方法まで、外国人が知っておくべき医療費の全体像を徹底解説しますよ。適切な保険選びと事前準備によって、安心して医療サービスを受けられる環境を整えましょう。
目次
ドバイでは外国人の医療費が想像以上に高額

ドバイの医療システムは高度に発達していますが、外国人にとって医療費は生活費の中でもかなり大きな比重を占める項目です。UAEには日本のような公的医療保険制度がないため、すべての医療サービスは基本的に民間で提供されています。
このため、医療費は完全な市場価格で設定され、特に外国人には日本と比較して非常に高額な費用が請求されるんですよ。医療サービスを受ける前に、費用体系を理解しておくことが経済的なリスクを避ける第一歩となります。
ドバイの病院では公立・私立で医療費がほとんど同じ
ドバイの医療機関は公立と私立に分かれており、それぞれで費用体系が大きく異なります。公立病院はUAE国民および政府機関職員向けにほぼ無料で提供されていますが、外国人が利用する場合は私立病院とほぼ同等の費用を請求されるケースがほとんどなんです。
私立病院は設備や医療技術、サービスレベルが非常に高い反面、医療費は日本の2倍から5倍程度になることを覚悟する必要があります。特に欧米式の高級私立病院では、最新の医療機器と国際的な医療スタッフを揃えているため、その分費用も高額になるんですよ。
公立病院でも外国人の場合は基本的に私立病院と同等の費用がかかるため、多くの外国人居住者は最初から設備とサービスが充実した私立病院を選択する傾向にあります。実際、病院のグレードによっても費用は変動し、高級病院と一般的な私立病院では同じ処置でも1.5倍から2倍の差が出ることもあります。
受診形態ごとの費用目安
ドバイでの医療費は受診形態によっても大きく変わります。救急受診の場合、まず救急外来の初診料として500AEDから1,000AED(約2万円から4万円)が必要となり、その後の検査や処置費用が加算されていくんです。
通常の一般診察(GP受診)では400AEDから600AED(約1万6千円から2万4千円)が標準的な相場ですね。専門医の診察になると600AEDから1,500AED(約2万4千円から6万円)と跳ね上がります。日本の自由診療の感覚よりもさらに高額であることを認識しておく必要があります。
- 一般診察(GP):400~600AED(約1万6千円~2万4千円)
- 専門医診察:600~1,500AED(約2万4千円~6万円)
- 救急外来初診料:500~1,000AED(約2万円~4万円)
- 血液検査(基本項目):500~1,200AED(約2万円~4万8千円)
- レントゲン撮影:300~800AED(約1万2千円~3万2千円)
- MRI/CTスキャン:3,000~8,000AED(約12万円~32万円)
入院が必要になった場合の費用はさらに深刻です。私立病院での入院費用は1泊あたり3,000AEDから10,000AED(約12万円から40万円)が相場となっており、ICUなどの集中治療室になると1泊20,000AED(約80万円)を超えることもあるんですよ。
手術を伴う場合はさらに高額で、盲腸(虫垂炎)の手術と1泊入院だけで120万円から130万円程度が必要です。骨折などの整形外科的処置でも、手術と数日の入院で50万円から100万円は覚悟しなければなりません。保険に加入していない状態での入院は経済的に破綻するリスクが本当に高いです。
出産・小児・歯科で想定される費用
出産費用は私立病院で通常分娩の場合、15,000AEDから25,000AED(約60万円から100万円)が標準的な相場です。帝王切開になると25,000AEDから40,000AED(約100万円から160万円)に跳ね上がります。これには産前検診や産後ケアの費用は含まれていないため、妊娠から出産までトータルで見ると150万円から200万円以上かかることも珍しくないんです。
妊娠中の定期健診は1回あたり500AEDから1,000AED程度で、月に1回から2回の頻度で受診するため、出産までの検診費用だけでも10万円から20万円が必要になります。超音波検査などの特殊な検査が入るとさらに費用が加算されますよ。
出産に合併症がある場合や新生児に医療処置が必要になった場合、費用は青天井となります。新生児集中治療室(NICU)での治療が必要になれば、1日あたり10,000AED(約40万円)を超えることもあり、数週間の入院で数百万円という請求が来るケースも実際に報告されています。
| 医療サービス | 費用目安(AED) | 費用目安(円) |
|---|---|---|
| 通常分娩 | 15,000~25,000 | 60万~100万円 |
| 帝王切開 | 25,000~40,000 | 100万~160万円 |
| 産前検診(1回) | 500~1,000 | 2万~4万円 |
| 小児科診察 | 400~800 | 1万6千~3万2千円 |
| 予防接種(1回) | 200~500 | 8千~2万円 |
出産を予定している場合は妊娠前から出産費用をカバーする保険に加入しておくことが経済的な破綻を防ぐための必須条件となります。多くの保険では妊娠後の加入では出産費用がカバーされないため、家族計画と保険加入のタイミングは本当に慎重に計画する必要があるんですよ。
ドバイの外国人向け医療保険の種類と選び方
ドバイで生活する外国人にとって、医療保険への加入は法的義務であるだけでなく、経済的な安全網として絶対に必要です。ドバイ首長国では2014年から居住者全員に医療保険加入が義務付けられており、ビザ取得や更新の際にも保険証明書の提出が求められます。
医療保険の種類は多岐にわたり、補償内容や保険料、利用可能な病院のネットワークが大きく異なるんです。自分のライフスタイルや家族構成、健康状態、予算に合った保険を選ぶことが、安心して医療サービスを受けるための鍵となります。
雇用者提供保険と個人保険の違いを押さえる
ドバイで働く外国人の多くは、雇用主から提供される医療保険に加入します。UAEの労働法では雇用主が従業員とその扶養家族に医療保険を提供することが義務付けられているため、多くの企業は福利厚生の一環として保険を用意しているんですよ。
雇用者提供保険のメリットは、保険料を会社が負担してくれる点と、団体契約により個人で加入するよりも補償内容が充実していることが多い点です。ただし、補償範囲や利用可能な病院は会社が選定したプランに限定され、自分で自由に選べないという制約があります。
個人保険は自分で保険会社とプランを選ぶため、自分のニーズに合わせたカスタマイズが可能です。フリーランスや起業家、雇用主の提供する保険では不十分と感じる人が個人保険に加入します。個人保険は保険料が全額自己負担となるため、年間で数十万円から家族全体では100万円を超える出費になることも覚悟する必要があります。
雇用者提供保険でも、基本プランでは歯科治療や出産費用、既往症の治療がカバーされないことが多いため、追加で個人保険に加入する二重加入のケースも珍しくありません。特に家族での移住を考えている場合、配偶者や子供の補償内容を細かく確認することが重要ですよ。
- 雇用者提供保険:会社負担、補償内容は会社選定のプラン、従業員と扶養家族がカバー対象
- 個人保険:全額自己負担、プランの自由度が高い、フリーランスや起業家向け
- 追加保険:基本保険でカバーされない歯科・出産・既往症治療などを補完
- 家族保険:扶養家族全員をカバー、子供の人数により保険料が変動
補償範囲と免責・自己負担の見方
医療保険を選ぶ際に最も重要なのが補償範囲の確認です。基本的な外来診察と入院は多くのプランでカバーされますが、歯科治療、眼科検査、出産費用、既往症の治療、予防接種などは追加オプションとなっていることが一般的なんです。
保険プランには年間補償限度額が設定されており、ベーシックプランでは年間150,000AED(約600万円)、スタンダードプランでは500,000AED(約2,000万円)、プレミアムプランでは無制限というように差があります。大きな手術や長期入院が必要になった場合、補償限度額が低いプランでは自己負担が発生する可能性があるんですよ。
免責金額(デダクティブル)とは、保険を使用する前に自己負担する必要がある金額です。免責金額が高いプランほど保険料は安くなりますが、受診のたびに一定額を支払う必要があります。免責金額は0AEDから500AED程度が一般的で、自分の受診頻度を考慮して設定することが賢明ですね。
| プランレベル | 年間補償限度額 | 保険料目安(個人/年) | 主な補償内容 |
|---|---|---|---|
| ベーシック | 150,000 AED | 3,000~5,000 AED | 外来・入院の基本補償 |
| スタンダード | 500,000 AED | 6,000~10,000 AED | 基本+一部専門医・検査 |
| プレミアム | 無制限 | 15,000~25,000 AED | 包括的補償+歯科・出産 |
| ファミリー(4人) | プランによる | 25,000~35,000 AED | 家族全員の補償 |
自己負担割合(コペイメント)も確認すべき重要な要素です。多くのプランでは医療費の10%から20%を自己負担とする設定になっており、高額な医療費の場合でも一定の自己負担が発生します。プレミアムプランでは自己負担なし(100%補償)となることもあり、保険料は高くなりますが安心感は格段に高まるんですよ。
保険料の目安と更新条件を比較する
ドバイの医療保険料は年齢、性別、健康状態、家族構成、選択するプランによって大きく変動します。個人で加入する場合、健康な30代の単身者でベーシックプランなら年間3,000AEDから5,000AED(約12万円から20万円)、スタンダードプランで6,000AEDから10,000AED(約24万円から40万円)が相場ですね。
プレミアムプランになると年間15,000AEDから25,000AED(約60万円から100万円)とけっこう高額になりますが、歯科治療や出産費用、既往症の治療まで幅広くカバーされるため、家族での移住や持病がある人には検討する価値があります。
家族4人(夫婦と子供2人)での保険料は、スタンダードプランで年間25,000AED前後(約100万円)、プレミアムプランでは35,000AED以上(約140万円以上)となり、家計に占める割合は非常に大きくなるんです。子供の人数が増えるごとに保険料も増加するため、大家族の場合は雇用主からの補助が手厚い企業を選ぶことも移住の重要な判断基準となります。
- 単身者ベーシックプラン:年間3,000~5,000 AED(約12万~20万円)
- 単身者スタンダードプラン:年間6,000~10,000 AED(約24万~40万円)
- 単身者プレミアムプラン:年間15,000~25,000 AED(約60万~100万円)
- 家族4人スタンダードプラン:年間25,000 AED前後(約100万円)
- 家族4人プレミアムプラン:年間35,000 AED以上(約140万円以上)
保険の更新条件も事前に確認が必要です。多くの保険は1年ごとの更新となり、年齢の上昇や前年度の保険使用状況によって保険料が変動します。特に50歳を超えると保険料が急激に上昇する傾向があり、長期的な費用計画を立てることが重要なんですよ。
既往症の扱いも保険会社によって異なります。多くのプランでは加入前から存在する病気(既往症)は補償対象外となりますが、追加保険料を支払うことでカバーされる場合もあります。慢性疾患を持っている場合は加入前に補償条件を詳細に確認し、必要であれば専門の保険アドバイザーに相談することをおすすめします。
短期滞在者と長期滞在者の保険の使い分け
ドバイへの滞在期間によって最適な保険の種類は異なるんです。観光や短期ビジネス出張(30日以内)の場合は、旅行保険で十分なケースが多く、日本の海外旅行保険や国際的な旅行保険を利用するのが一般的ですね。これらの保険は医療費補償だけでなく、荷物の紛失や航空便の遅延なども含まれています。
3ヶ月から1年程度の中期滞在の場合は、短期駐在者向けの国際医療保険が適しています。これらの保険はドバイだけでなく、周辺国や出張先でも使用できるグローバルカバーが特徴で、多国籍企業の駐在員に人気があるんですよ。保険料は月額ベースで支払えるプランもあり、柔軟性が高いのがメリットです。
長期居住者(1年以上)の場合は、ドバイ現地の保険会社が提供する居住者向け医療保険に加入するのが標準的です。これらの保険はUAEの法律に完全に準拠しており、ビザ申請や更新の際にもスムーズに手続きできます。現地の病院ネットワークとも提携しているため、キャッシュレス診療が受けやすい利点があります。
| 滞在期間 | 推奨保険タイプ | 特徴 | 費用目安 |
|---|---|---|---|
| 30日以内 | 海外旅行保険 | 医療・荷物・航空便カバー | 数千円~2万円 |
| 3ヶ月~1年 | 短期駐在者向け国際保険 | グローバルカバー、月払い可 | 月5,000円~3万円 |
| 1年以上 | 現地居住者向け保険 | 現地病院と提携、ビザ対応 | 年間10万円~100万円 |
| 頻繁な往来 | 年間グローバル保険 | 複数国カバー、無制限渡航 | 年間20万円~150万円 |
学生や単身赴任者など限られた予算の中で保険を選ぶ必要がある場合は、ベーシックプランから始めて必要に応じてアップグレードする戦略も有効です。ただし、緊急時の高額医療費リスクを考えると最低限の入院補償は確保しておくことが賢明ですね。保険料を節約しすぎて万一の際に経済的に困窮するリスクは避けるべきです。
まとめ
ドバイで生活する外国人にとって医療費は想像以上に高額であり、適切な保険加入と事前準備が不可欠です。一般診察だけで数万円、入院となれば数十万円から数百万円の費用がかかる現実を理解し、民間医療保険への加入は法的義務であると同時に経済的な安全網として必須なんですよ。
保険選びでは雇用者提供保険と個人保険の違いを把握し、補償範囲、免責金額、年間限度額を細かく確認することが重要でした。出産を予定している場合は妊娠前からの保険加入が必須であり、歯科治療などは別途カバーが必要なケースが多いことも押さえておくべきポイントです。
- ドバイの医療費は日本の2倍から5倍で外国人は民間保険加入が必須
- 一般診察で1万6千円から2万4千円、入院は1泊12万円から40万円が相場
- 出産費用は通常分娩で60万円から100万円、帝王切開で100万円から160万円
- 保険料は家族4人で年間100万円以上も、プランによる補償の違いを確認する
ドバイへの移住や長期滞在を考えている方は、医療費と保険について十分に調査し、自分と家族に最適な保険プランを選択してください。保険加入前に補償内容を詳細に確認し、不明点は保険会社や日本語対応の保険代理店に相談することで、安心して海外生活を送れる基盤が整いますよ。
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