ドバイで賃貸暮らしをしていると、「子ども部屋を仕切りたい」「ワークスペースを作りたい」などの理由で、パーティション(間仕切り)を入れたくなることがありますよね。とくに2ベッドルームで家族が増えたタイミングなどは、現実的な悩みになりやすいです。
ただ、ドバイの賃貸では“軽い模様替え”のつもりでも、手続きを間違えるとトラブルになりやすいのが正直なところです。この記事では、非構造のパーティションであっても何が求められるのか、許可の考え方、そして最悪のリスク(退去につながるケース)まで、わかりやすく整理して解説していきますね。
目次
ドバイ賃貸で失敗しない「間仕切り設置」のポイント
結論から言うと、ドバイでは「建物の構造を変えないからOK」と自己判断して進めるのは危険です。賃貸物件での変更・補修・改造は、原則として事前の許可が必要になる考え方がベースにあります。
オーナー(貸主)の事前承認が必須
賃貸物件での変更や工事にあたる行為は、基本的にオーナーの許可を取ってから進める必要があります。たとえ「石膏ボードで簡易的に仕切るだけ」「撤去できるから原状回復できる」と感じる内容でも、承認なしで進めると契約違反と見なされるリスクがあります。
ここが重要で、許可は口頭ではなく、できるだけメールや書面で残しておくのが安全です(後から担当が変わったり、認識違いが起きやすいので)。
行政側の許可・ライセンスが必要になる場合がある
オーナーの承認だけで終わらないケースもあります。内容によっては、関係当局からの必要なライセンス(許可)を求められる考え方が明示されています。特に安全面に関わるものについては、関連機関(例:防災関連)まで含めて確認が必要になります。
パーティションは一見軽微でも、固定方法・素材・避難導線・スプリンクラーや火災報知器への影響などで「安全に関わる変更」と判断されることがあるため、自己判断は避けた方がいいです。
安全性を損なう変更は「契約途中の退去」に発展する可能性
もし変更が物件の安全性を損なう、または元に戻せない状態にするなどの深刻な影響を与えると、契約期間の途中でも退去(明渡し)を求められる可能性がある、という考え方が示されています。
「少しだけの改造」でも、火災時に危険になる設置、無理な固定で壁・床を傷める、配線や設備に干渉する――こうしたケースは特に注意が必要です。
| 論点 | よくある誤解 | 安全な進め方 |
|---|---|---|
| 非構造の間仕切り | 撤去できるなら自由に置ける | まずオーナー承認を取得し、必要に応じて当局確認 |
| 固定方法 | ネジや接着剤で固定しても軽微 | 原状回復の可否・壁床への影響を事前に合意 |
| 避難導線 | 部屋が狭くなるだけで問題ない | 出入口・避難経路・扉の開閉を阻害しない設計に |
| 防災設備への影響 | スプリンクラー等に触れなければOK | 天井高・煙感知・散水範囲への影響を確認 |
「パーティション=全部NG」ではないが、進め方がすべて
ドバイの賃貸で間仕切りを入れたい場合、「できる/できない」よりも、「どういう手順で、どこまで合意して進めるか」が本質です。非構造のパーティションであっても、賃貸物件の変更に該当し得る以上、オーナー承認と必要な許可確認を前提に動くのが安全です。
オーナーに伝えるべき内容
承認を取りやすくするためには、曖昧に「仕切りたい」ではなく、具体的に説明するのが効果的です。例えば、素材(石膏ボード/可動式パネル等)、固定方法(床・壁に穴を開けるか)、工事の有無、工事会社の情報、原状回復の方法などを整理して伝えると、判断が早くなります。
当局確認が必要かを判断する目安
明確な線引きはケースバイケースですが、少なくとも次のような要素がある場合は、当局確認が必要になりやすいと考えておくと安全です。
| 要素 | 確認が必要になりやすい理由 |
|---|---|
| 天井まで届く固定壁に近い間仕切り | 避難導線・煙の流れ・防災設備への影響が出やすい |
| 電気配線・照明・コンセントの移設 | 設備工事扱いになりやすく、安全審査が絡みやすい |
| 壁・床への穴あけや強い固定 | 原状回復不可や損傷リスクが高く、トラブルになりやすい |
実務でのおすすめ手順
「やりたい」から「トラブルなく実現」へ持っていくには、段取りが重要です。先に工事会社を手配してしまうより、次の順番が安全です。
手順1:契約書・付帯ルールを確認する
まずは賃貸契約書(追加条項も含む)で、改造・修繕・原状回復に関する条文を確認します。ここに「事前承認」「指定業者」「原状回復の範囲」などが書かれていることが多いです。
手順2:オーナーへ書面で申請する
内容(素材・固定方法・工期・業者・原状回復)をまとめて、メール等で承認を取ります。承認の文言に「退去時に原状回復すること」「損傷があれば修繕負担すること」などが入る場合もあるので、条件を確認しておきます。
手順3:必要に応じて当局確認・許可の要否を整理する
オーナー側(管理会社)が当局確認の要否を案内してくれる場合もあります。安全に関わる可能性があるなら、最初から「必要な許可があれば取得した上で進めたい」と伝える方がスムーズです。
手順4:施工・写真記録・原状回復の合意を残す
施工前後の写真を残しておくと、退去時の原状回復や損傷認定で揉めにくくなります。原状回復の方法や撤去時期の目安も、可能なら事前に取り決めておくのが安心です。
まとめ
ドバイの賃貸で部屋をパーティションで仕切りたい場合、非構造・非永久のつもりでも、原則としてオーナーの事前承認が必要になり得ます。また内容によっては、関係当局の許可・ライセンスが必要になる可能性もあり、安全性に影響する変更は契約途中の退去リスクに発展することもあります。
だからこそ「できるかどうか」よりも、「承認と確認を取ってから進める」ことが最重要です。家族の暮らしやすさを上げるための工夫が、トラブルや余計な費用につながらないように、手順を踏んで進めていきましょう。
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