きらびやかな高層ビル群と税制優遇で注目を集めるドバイ。多くの日本人が移住先として関心を寄せているんですが、正直なところ、実際には理想と現実のギャップに直面するケースも少なくないんですよ。
本記事では、ドバイ移住を検討している方に向けて、実際に現地で生活する上で避けられない8つのデメリットを詳しく解説します。さらに、移住前に準備すべき具体的な手続きや生活インフラの整え方まで、実践的な情報をお届けしますね。これらの情報を事前に把握することで、移住後の失敗やトラブルを未然に防ぎ、スムーズなドバイ生活のスタートを切ることができるでしょう。
目次
ドバイ移住で知っておくべきデメリット8選

ドバイ移住には多くの魅力がある一方で、実際に暮らし始めてから気づくデメリットも存在します。ここでは、移住前に必ず把握しておくべき8つの課題について、現地の実態をもとに詳しく解説していきますね。
①夏は酷暑となり熱中症リスクが高い
ドバイの夏季の気候は、日本とは比較にならないほど過酷です。6月から9月にかけての気温は連日40℃を超え、場合によっては50℃近くに達することもあります。湿度も高く、体感温度はさらに上昇するため、屋外での活動は極めて困難になるんですよ。
実は、この時期は屋外で5分以上過ごすだけで熱中症のリスクが高まるほどで、現地住民も日中の外出を最小限に抑えています。車での移動が中心となり、建物から建物への移動も駐車場を経由する短時間で済ませるのが一般的なんです。
子どもがいる家庭では、夏季の公園遊びや屋外スポーツがほぼ不可能になります。室内の遊び場やショッピングモール内のプレイエリアが主な活動場所となるため、子どもの運動不足や生活リズムの変化に注意が必要です。また、エアコンの効いた室内と灼熱の屋外との温度差が30℃以上になることもあり、体調管理には細心の注意を払う必要があります。
| 月 | 平均最高気温 | 特徴 |
|---|---|---|
| 6月 | 38℃ | 酷暑期の始まり、湿度上昇 |
| 7月 | 41℃ | 最も過酷な時期、屋外活動困難 |
| 8月 | 42℃ | 高温継続、熱中症リスク最大 |
| 9月 | 39℃ | 徐々に気温低下するが依然として高温 |
②ドバイの住宅費の負担が大きい
ドバイでは税金がかからないという大きなメリットがある反面、日常の生活費は日本の都市部と比較しても決して安くありません。特に住居費は移住者にとって最大の負担となりますね。
ドバイの賃貸住宅は年間契約が基本で、契約時に1年分の家賃を一括または小切手で支払うケースが一般的なんです。東京23区内で快適に暮らせる家賃相場と比較すると、ドバイ中心部の同等物件では1.5倍から2倍程度の費用がかかります。さらに、敷金に相当するセキュリティデポジットも家賃の1ヶ月分程度必要となるため、初期費用は相当な金額になるんですよ。
食費についても、輸入食材への依存度が高いため、日本食材や慣れ親しんだ食品は日本国内の2倍から3倍の価格になることも珍しくありません。外食費も高めで、ファミリーレストラン程度の店でも一人あたり3,000円から5,000円程度は見込む必要があります。
光熱費については、特に夏季のエアコン使用により電気代が跳ね上がります。3ベッドルームのアパートで月間5万円を超えることも珍しくなく、この点も生活費を押し上げる要因となっています。また、車社会であるドバイでは車両の購入費用や維持費、ガソリン代、保険料なども考慮に入れる必要があります。
- 住居費:東京中心部の1.5〜2倍、年間一括払いが基本
- 食費:日本食材は2〜3倍の価格、外食は一人3,000円以上が目安
- 光熱費:夏季は月5万円超も、エアコン使用により高額化
- 交通費:車両購入・維持費、ガソリン代、保険料が必須
- 教育費:インターナショナルスクールは年間100万円以上
③日本語が通じず英語力が必須
ドバイは国際都市として多様な言語が飛び交う環境ですが、日本語が通じる場面は非常に限られているんですよ。公用語はアラビア語、ビジネスや日常生活では英語が主要言語となるため、英語でのコミュニケーション能力が不可欠です。
日常の買い物や銀行手続き、不動産契約、医療機関の受診など、あらゆる場面で英語が必要になります。特に複雑な契約内容を理解したり、トラブル発生時に交渉したりする際には、ビジネスレベルの英語力がないと大きな不利益を被る可能性があります。
日本語が通じる医療機関や日系の不動産会社も一部存在しますが、選択肢は極めて限定的です。また、子どもの学校関係では保護者会や先生とのコミュニケーションもすべて英語で行われるため、家族全員がある程度の英語力を持つことが望ましいでしょう。ちなみに、言語の壁は孤立感や情報不足につながりやすく、緊急時の対応にも支障をきたす恐れがあります。
| 場面 | 必要な言語レベル | 対応策 |
|---|---|---|
| 日常会話・買い物 | 初級〜中級 | 基本的な英会話の習得 |
| 不動産契約 | 中上級 | 日系エージェントの利用 |
| 医療機関 | 中級以上 | 日本語対応クリニックの確保 |
| ビジネス | 上級 | 移住前の語学研修 |
④ドバイでは宗教や法律による生活規制が厳しい
ドバイはイスラム教を国教とするアラブ首長国連邦の一部であり、イスラム法に基づく独自の法律や社会規範が存在します。外国人に対しても一定の配慮はあるものの、現地の文化や宗教的価値観を尊重した行動が求められるんです。
ラマダン期間中は、日中の公共の場での飲食が禁止されます。外国人であっても例外ではなく、違反すると罰金や法的措置の対象となる可能性があります。また、公共の場での過度な肌の露出は控える必要があり、特に女性は肩や膝が隠れる服装が望ましいとされています。
アルコールの取り扱いにも厳しい規制がありますね。アルコールライセンスを持たない個人が酒類を購入することは違法であり、公共の場での飲酒や泥酔状態での外出は重い処罰の対象となります。ホテルやライセンスを持つレストラン以外での飲酒は避けるべきです。
婚前交渉や同棲も法律で禁じられており、未婚カップルが同じ住居に住むことは違法とされています。また、公共の場での異性間の親密な行動も制限されており、手をつなぐ程度は許容されますが、キスやハグは控えた方が無難です。SNSでの発言にも注意が必要で、政府批判や宗教的に不適切な内容の投稿は、法的措置の対象となることがあります。
⑤ビザや雇用の滞在資格が不安定
ドバイでの滞在資格は、主に雇用や不動産投資、会社設立などに紐付いています。つまり、その基盤を失うと滞在資格も同時に失う可能性があるという不安定さを抱えているんですよ。
最も一般的な就労ビザは、雇用主がスポンサーとなって発行されます。でも、会社を退職したり解雇されたりした場合、ビザは30日以内にキャンセルされ、その後30日以内に国外退去しなければなりません。次の就職先が決まっていない場合、わずか2ヶ月で家族全員が退去を余儀なくされるというリスクがあるんです。
この制度は、家族全体の生活に大きな影響を及ぼします。配偶者や子どものビザも主たる滞在者のビザに依存しているため、一人の雇用状況が家族全員の滞在資格に直結します。子どもが現地の学校に通っている場合、突然の帰国を余儀なくされる可能性もあり、教育の継続性にも支障をきたします。
近年は投資家ビザやゴールデンビザなど、雇用に依存しない長期滞在オプションも増えていますが、いずれも相当額の投資や不動産購入が必要です。また、ビザの更新手続きは煩雑で、書類の不備や規則の変更により予期せぬトラブルが発生することもあります。
⑥ドバイの医療費と保険制度の違い
ドバイの医療水準は高く、最新設備を備えた病院やクリニックが多数存在しますが、医療費は完全に自己負担または民間保険でカバーする必要があります。日本のような国民皆保険制度は存在せず、無保険での受診は非常に高額な費用を伴うんですよ。
簡単な風邪の診察でも数万円、入院が必要な治療では数十万円から数百万円の費用がかかることも珍しくありません。救急搬送だけで10万円以上請求されるケースもあり、民間の医療保険への加入は事実上必須となります。
雇用主が提供する医療保険は、カバー範囲や補償額が限定的な場合が多く、歯科治療や眼科治療、出産費用などが対象外となっていることがあります。家族全員を十分にカバーする保険プランに加入しようとすると、年間数十万円から百万円以上の保険料が必要になることもありますね。
- 国民皆保険制度がなく、民間保険加入が必須
- 風邪の診察で数万円、入院治療で数十万〜数百万円
- 救急搬送だけで10万円以上かかることも
- 歯科・眼科・出産などは基本プランの対象外が多い
- 既往症は免責事項となる可能性が高い
- 家族全員をカバーする保険料は年間数十万〜百万円超
⑦インターナショナルスクールなど教育費が高額
ドバイには公立学校も存在しますが、外国人の子どもは基本的にインターナショナルスクールに通うことになります。インターナショナルスクールの学費は非常に高額で、家計における大きな負担となるんです。
年間の学費は学校や学年によって異なりますが、一般的に100万円から300万円程度、名門校では500万円を超えることもあります。これに加えて入学金、施設費、教材費、制服代、バス代などの諸経費も必要です。兄弟姉妹が複数いる家庭では、教育費だけで年間数百万円の支出を覚悟しなければなりません。
学校選びも容易ではありません。カリキュラムは英国式、米国式、国際バカロレア(IB)など様々で、子どもの将来の進路や帰国後の進学を見据えた選択が必要です。人気校はウェイティングリストが長く、希望する学校にすぐに入学できるとは限りません。場合によっては一時的に別の学校に通いながら空きを待つ必要もあります。
| 学校のタイプ | 年間学費の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| 一般的なインター校 | 100〜200万円 | 標準的なカリキュラム、多様な国籍 |
| 中堅インター校 | 200〜300万円 | 施設充実、選択肢が豊富 |
| 名門インター校 | 300〜500万円以上 | 高い教育水準、入学競争激しい |
| 日本人学校 | 80〜120万円 | 日本のカリキュラム、日本語で授業 |
⑧移住にあたり日本の証券口座の閉鎖が必要
ドバイへ移住する際に見落とされがちなのが、日本の証券口座に関する問題なんです。日本の証券会社の多くは、海外居住者の口座保有を認めていません。これは、金融規制や税務上の理由によるものです。
移住に伴い住民票を日本から抜くと、証券会社から口座閉鎖の通知が届くことになります。保有している株式や投資信託は、移住前に売却するか、海外居住者でも口座保有が可能な一部の証券会社に移管する必要があります。急な売却は市場タイミングを逃すリスクがあり、大きな損失を被る可能性もあるんですよ。
特に長期投資を前提に積み立ててきた資産や、NISA口座での運用資産については、途中解約により税制優遇が失われる場合もあり、慎重な判断が求められます。また、iDeCoなどの年金制度も海外居住中は新規拠出ができなくなるため、老後資金計画の見直しが必要です。
- 日本の証券会社は海外居住者の口座保有を原則認めない
- 住民票を抜くと口座閉鎖通知が届く
- 保有株式や投資信託の売却または移管が必要
- 急な売却は市場タイミングを逃すリスクがある
- NISA口座の税制優遇が失われる可能性
- iDeCoは海外居住中の新規拠出ができない
- 現地での資産運用は異なる規制への対応が必要
ドバイ移住で準備すべき生活と手続き
ドバイ移住を成功させるには、渡航前の入念な準備が欠かせません。ここでは、実際に移住する際に必要となる具体的な手続きや、現地での生活を円滑にスタートさせるためのポイントを詳しく解説しますね。
VISAの種類と取得条件の確認
ドバイで長期滞在するためには、目的に応じた適切なビザを取得する必要があります。ビザの種類によって取得条件や必要書類、有効期間が大きく異なるため、自身の状況に最も適したビザを選択することが重要なんです。
最も一般的なのは就労ビザで、ドバイ企業からの雇用オファーが前提となります。雇用主がスポンサーとなり、労働許可証とレジデンスビザを取得します。申請には雇用契約書、学歴証明書、無犯罪証明書、健康診断書などが必要で、手続きには通常1〜2ヶ月かかりますね。
起業を目指す方には、フリーゾーンでの会社設立を通じた投資家ビザがあります。フリーゾーンの種類によって最低資本金や事業内容の制限が異なるため、ビジネスプランに合致するフリーゾーンを選ぶことが成功の鍵となります。このビザは雇用に依存しないため、より安定した滞在基盤となるんですよ。
不動産投資によるビザ取得も可能です。一定額以上(通常200万ディルハム、約7,000万円以上)の不動産を購入することで、投資家ビザの申請資格が得られます。また、特定の条件を満たす投資家や専門職には、5年または10年有効のゴールデンビザが発行されるケースもあります。リタイアメント目的の方には、55歳以上で一定の資産証明ができれば取得可能なリタイアメントビザもあります。
| ビザの種類 | 主な要件 | 有効期間 | 家族帯同 |
|---|---|---|---|
| 就労ビザ | 雇用契約、健康診断、無犯罪証明 | 2〜3年 | 可能 |
| 投資家ビザ(会社設立) | フリーゾーンでの会社設立 | 2〜3年 | 可能 |
| 不動産投資ビザ | 200万AED以上の不動産購入 | 2年 | 可能 |
| ゴールデンビザ | 高額投資または特殊技能 | 5〜10年 | 可能 |
| リタイアメントビザ | 55歳以上、資産証明100万AED | 5年 | 配偶者のみ |
ドバイの住居契約の流れと注意点
ドバイでの住居探しは、日本とは大きく異なるシステムで進行します。まず物件を探す際は、信頼できる不動産エージェントを見つけることが重要です。ドバイには日系の不動産会社もあり、日本語でのサポートを受けられるため、初めての移住者には心強い存在となりますよ。
賃貸契約は通常1年単位で、更新時には家賃の値上げ交渉が行われることが一般的です。契約時には年間家賃の支払いが求められ、支払い方法は一括払い、2回払い、または4回払いが選択できますが、分割回数が多いほど家賃総額が高くなる傾向があるんです。
契約前には物件の詳細な確認が必須です。エアコンや給湯器などの設備の動作状態、水漏れの有無、インターネット環境などをチェックリストに基づいて確認しましょう。また、管理費(サービスチャージ)やDEWA(水道・電気)の開設費用、冷房費(チラーフィー)など、家賃以外のコストについても事前に明確にしておく必要があります。
セキュリティデポジット(敷金)は通常家賃の1ヶ月分で、退去時に物件の状態に問題がなければ返金されます。ただし、細かな傷や汚れでも修繕費を差し引かれることがあるため、入居時に物件の状態を写真や動画で記録しておくことをお勧めします。契約書は英語で作成されるため、不明な点は必ずエージェントに確認し、理解した上で署名することが重要です。
- 信頼できる不動産エージェントの選定が重要
- 賃貸契約は1年単位、年間家賃の一括または分割払い
- 分割回数が多いほど総額が高くなる傾向
- エアコン、給湯器、水回りの動作確認は必須
- 管理費、DEWA開設費、冷房費など追加コストの確認
- セキュリティデポジットは家賃の1ヶ月分が一般的
- 入居時の物件状態を写真・動画で記録しておく
- 契約書の内容を十分に理解してから署名する
ドバイの医療保険に加入する流れ
ドバイでの医療保険は、雇用主が提供する団体保険に加入するか、個人で民間保険に加入するかのいずれかになります。雇用主提供の保険は基本的なカバー範囲に限定されることが多く、家族全員を十分にカバーするには追加の保険契約が必要になる場合があります。
保険選びでは、カバー範囲、免責金額、年間補償限度額、キャッシュレス対応病院のネットワークなどを詳細に比較検討する必要があります。特に歯科治療や眼科治療、出産費用、既往症の扱いについては、保険会社によって大きく異なるため注意が必要なんです。
健康保険に加入したら、キャッシュレス対応可能な病院やクリニックのリストを確認し、自宅や職場から近い医療機関を事前に把握しておくことが重要です。日本語対応可能なクリニックや日本人医師がいる医療機関の情報も収集しておくと、いざという時に安心ですよ。
| 保険の確認項目 | チェックポイント |
|---|---|
| 補償範囲 | 入院、外来、救急、歯科、眼科、出産などの対象範囲 |
| 年間補償限度額 | 無制限または具体的な上限金額の確認 |
| 免責金額 | 自己負担額の有無と金額 |
| 既往症の扱い | 免責期間や対象外となる疾患の確認 |
| ネットワーク病院 | キャッシュレス対応可能な医療機関のリスト |
| 緊急時対応 | 24時間サポートの有無、日本語対応 |
まとめ
ドバイ移住には魅力的なメリットがある一方で、気候、生活費、言語、文化、ビザ制度など、様々なデメリットも存在します。これらの課題を事前に理解し、適切な準備を行うことで、理想と現実のギャップを最小限に抑えることができますよ。
ドバイ移住を成功させるための重要なポイントをまとめます
- 夏の酷暑は40℃超が続くため、屋外活動の制限と体調管理が必須
- 住居費や教育費など生活コストは高額で、年間一括払いが基本
- 英語力はビジネスレベルが必要、日本語サポートは限定的
- イスラム文化への配慮と法律遵守が外国人にも求められる
- 就労ビザは雇用に依存し、失職すると60日以内に退去となるリスクがある
- 民間医療保険への加入は必須で、年間数十万円以上の費用がかかる
- 日本の証券口座は閉鎖が必要で、資産管理の見直しが求められる
移住を決断する前に、実際にドバイを訪問し、現地の生活環境を体験することを強くお勧めします。また、既に移住している日本人コミュニティとつながり、リアルな体験談を聞くことも有益です。十分な情報収集と準備を行い、家族全員が納得した上で移住を進めることが、ドバイでの充実した生活を実現する鍵となります。
ドバイ移住を本気で成功させたい方は、ぜひ弊社までお問い合わせください。
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